税務
マイクロ法人向け:「クレジット納付(税金の支払い)を活用するメリットと注意点」
クレジットカードで税金を納付するとは?
法人税や消費税などの国税は、クレジットカードを使って納付することが可能です。専用の「国税クレジットカードお支払サイト」を通じて、VISA・Mastercard・JCBなどの主要ブランドで納付できます。
メリット
- 現金移動不要・手間の削減・・・銀行に行くことなく納付でき、立て替えが不要になる点が便利です。
- ポイントが貯まる・・・支払いと同時に、クレジットカードのポイントやマイルも得られます。
- 納付タイミングを後ろ倒しにできる・・・キャッシュフローの調整にも柔軟に対応できます。
注意点
- 手数料がかかる・・・クレジット納付には、他の支払い方法よりも決済手数料が発生する場合があります。
- 領収書が発行されない・記録が残りづらい・・・クレジット納付では基本的に領収書が出ません。そのため、支払いの証明には注意が必要です。
マイクロ法人での実務上の活用ポイント
| 項目 | 内容 |
| 便利さと資金タイミング | キャッシュフロー管理がしやすく、現金を引き出す手間も省けます。 |
| ポイント還元の活用 | 立て替え不要でコストメリットが生まれます。 |
| 支払い履歴の記録 | 領収書が出ない分、画面キャプチャや決済通知などで支払い記録をきちんと残す必要があります。 |
| 税務調査対応 | 領収書に頼れない納税方法のため、「支払ったことの証拠」をしっかり整理・保管する体制を整えておきましょう。 |
まとめ
クレジットカードによる納税は、便利で柔軟な手段として特にマイクロ法人の資金管理にフィットする方法です。ただし、領収書が発行されない点には十分な注意が必要であり、支払いの記録をしっかり残す仕組みづくりが欠かせません。
この記事の監修者
太田和之
太田和之税理士事務所代表。
東海税理士会所属。
マイクロ法人特化型税理士に特化した税理士として、マイクロ法人設立等のサポートを行う。
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